アメリカに残った理由


ここまで私のブログを読んでくださった方は

「どうしてそこまでしてアメリカに残りたかったの?」

と思うかもしれませんね。


これまで色々な人に「私だったら絶対泣いて日本に帰ってるわ」

と言われてきました。私もいっぱい泣きました。

でも素直に日本に帰るという選択肢はありませんでした。


一言で言うと、「悔しかったから」ですね。


私が家を出る直前も、Exはこんな言葉を吐き捨てていました。

「どうせ一人ではアメリカで生活できない」

「GC期限過ぎてまだアメリカに居ることが分ったら

USCISに不法滞在者がいると通報してやる」


素直に日本に帰り、Exが自分の優位になるよう離婚手続きを進め

私は黙って送られた書類にサインだけする。

これはきっとExが予想していたことだと思います。


結婚生活に一切未練はありませんでしたが

これ以上、このExに私の人生をコントロールされたくありませんでした。

彼の思う通りにさせたくない一心で

アメリカに残る方法を模索していました。

大人げないかもしれませんが、意地ですね。(笑)


私のケースを引き受けなかった移民弁護士も言っていました。

「どうして国に帰らないの?あなたの国は安全でしょ?」


アメリカには、自国の紛争や飢餓などを逃れるために

移住してくる難民もたくさんいます。

そういった人達に比べると、平和な日本から来ている私が

わざわざ苦労してアメリカに残る理由が、この移民弁護士には

理解できなかったのだと思います。


アメリカに来たのは自分の意志ではありませんでしたが

自分の意志で残ると決めました。

もし残る努力をしても法的に無理な場合は、諦めもつきます。


自分でどこまでできるのか、試したみたかったのです。


Exは今


離婚のAgreementの中に

「今後お互いの生活・人生に一切干渉しない」

という約束事があります。


なので彼がどこで何をしているのか一切知りません。

彼も私の一切を知らないことを祈ります。


いばんび


いばんびの 幸福論

アメリカ東部でドイツ人の彼(ハリ坊)と同棲中。最近30代後半を(気持ちの中で)盛大に迎え、いよいよ人生のおよそ後半に突入。離婚→独身→再び恋愛中、イベント満載な珍人生、まだまだ更新中です。「国際離婚」「ひとりでアメリカ永住権取得」のことも時々思い出したように登場。いろんな意味で不安になる時もあるけれど、一人じゃないと思いながら、共感してくれる方に読んでもらいたいブログです。

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